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法隆寺の建造物について [芸術]

五重塔以外の建造物についても見てみましょう。

中門と金堂は飛鳥時代の様式で五重塔と同じく軒先が長く、一重垂木となっています。
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 それに比べて廻廊は天平時代のもので、垂木は一重ですが短かく、飛鳥時代の垂木にくらぺ勾配がきつく

いますが、その分、楽につくる事が出来ます。

 また、中門などの柱にみられる中央部のふくらみをエンタシスといい、飛鳥時代の建築の特徴です。

飛鳥時代の木材については、まだ機械なとはありませんから、人間の手でけずられていますが、

この木の色で年代が違い、それによって古さが違うのが分りますが、

科学的な検査では空中の酸素をどれくらい吸ったかとか、炭素の含有量で調べる方法があります。

しかし現在の科学をもってしても誤差が大きいので、はっきりとは結果が出ないようです。

やや古いという事が分る程度で、単に飛鳥の木といっても、

建築のどの部分で使われていたかによって三種類に分けらます。

雨にうたれた木、風にあたった木、

天井の中や裏側にあって風にも雨にもあたらなかった木(中木・内木)の三種で、

雨にうたれた木は木目がうんとえぐられており、

風にあたった木は風に当られた分だけの風化具合となっています。

内木は風も当らないので自然にやせた木になっています。

飛鳥時代の建造物に使われた木と天平時代の建造物に使われた木は材質に大きな差があります。

飛鳥の木は非常に素晴らしいものですが、天平の木はそれほどではありません。

金堂が焼けたり、補修の時などに町の美術商に法隆寺の古材が出ており、

法隆寺の飛鳥の柱と天平の柱とでは価値が倍程ちがいます。

中門(飛鳥時代)の柱の木と廻廊(天平時代)の柱の木の違いを見てみましょう。

確かに、飛鳥時代の中門はよい木を使っており、固くしまっているので、

手で叩いみると音が違います。

年輪が細かく寒い所の木で、節がないため価格についも非常に高ものです。

飛鳥時代は建物の木材として、名木を選んでおり、

天平時代の廻廊の柱と木とは我々が見ても木の目が違う事が分ります。

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